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中之島散策

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平成177

ギャラリーに行ってみた

 
中之島の中でも淀屋橋駅あたりには有名な建物がたくさんあります。中央公会堂や中之島図書館などはこの街の歴史を象徴しています。

有名な建物じゃなくても、たとえば大きな鏡が印象的な散髪屋さんや、店頭のショーケースにたくさん商品が陳列されたカメラやさんなど、いかにも老舗といった光景を目の当たりにできます。

都心でありながら、梅田や難波などとはまったく違った大人びた雰囲気を持った街だなぁと、訪れた人はそんなふうに思うんじゃないでしょうか。

レトロと都会的な空気が同居しているステキな場所だなぁと、この街を歩くたび思います。

そんな中之島の、ビルが立ち並ぶ大通りを歩いているときに偶然目にとまったのが、
「こころだってごちそうがほしい!“ル・コルビジェの部屋”」
・・・という言葉が書かれた看板。

バラ園のばらぞの橋から見た中之島。
中央公会堂や新旧の建物が見えます。
中之島新線の工事中のようで作業中のクレーンなども見えます。
 

私がおじゃましたときに飾られてた、パスモアの版画。
素人のわたしの目にはポップで親しみやすくうつりました。
コルビジェの名前と、強烈なコピーに惹かれてそのビルの奥へ・・・
どうやら画廊のようです。

妹が建築の勉強をしていたせいで、たまたまコルビジェの名前だけは知っていたのですが、芸術にうといわたしにとって画廊の敷居は高い!しかし、勇気を出して入ってみることにしました。


大きな版画がたくさん並べられている中で途方に暮れていてもしかたがないので、勇気を出して画廊の方に話しかけてみました。

「表にコルビジェって書いてありましたけど、コルビジェって建築家ですよね?」
そう聞くと、その方は奥の部屋へ案内してくれました。
「コルビジェは版画の作品を多く残しているのですよ!」
そこにはコルビジェの残した版画がいくつか並べられていました。
 
この「アート・遊」の代表をされる澤井あいさんに、コルビジェにまつわるいろいろなエピソードをたくさんお聞きすることができました。日本にも、コルビジェに大きな影響を受けた近代の建築家が多いとのこと。そういえばこの中之島も素敵な建物が多く残る街。
「建築家の安藤忠雄の愛犬も“コルビジェ”という名前だったのよ!」


この「アート・遊」は、各地で催される展覧会や美術館に数多く作品を納入しているとのこと。コルビジェの版画を多く所有する日本でも指折りのギャラリーらしい、ということがお話しの中で徐々に明らかに。そんなにりっぱなギャラリーだったとは!少し恐縮してしまいました。

また、中之島についてもいろいろお話ししてくださいました。
「すこし行ったところには有名な適塾があって、むこうの通りには老舗の洋服店や、大きな鏡が有名な床屋さんがある。中之島は歴史を持った格のある街、40代50代を迎えた大人の街です。この街では30代はまだまだ若いですよ!(笑)」

確かに中之島を歩いていると、この人はどんなふうに歳を重ねてこられたのだろう、と思ってしまうような素敵な大人の方々とすれ違います。きっと自分の趣味や嗜好を大事にしてこられたのではないかと。

「女性はファッションやお化粧にはとても気を配っていて、それもアートのうちだけど、それだけじゃなく部屋に絵画を飾ったりといった余裕も持って欲しい、ファッションの延長としてアートを生活の中に取り入れてもらいたい。」
ファッションの延長、そう思うと水色のパスモアの版画もさっきよりも身近なものに感じられました。この版画が飾られた部屋を想像して、いつか自分も!と思うのでした。


またコルビジェ以外にも岡本太郎の常設コーナーがあり、そこには先日亡くなられた岡本敏子さん(岡本太郎の実質上の奥さん)を特集した記事が飾られていました。

「岡本敏子は今若い人にすごい人気があるのよ。有名なコピーライターや作家にも熱烈なファンが多いの。」
・・・知りませんでした。戻ってからさっそくgoogleで検索
敏子さんは岡本太郎の専属秘書であり、実質上では奥さんだった方。
敏子さんと岡本太郎のとても素敵なエピソードを読んで、カゲキな岡本太郎のそばで、ハラハラドキドキしながらとても楽しい生涯を送られた方だったんだなーということを知りました。


偶然立ち寄った場所でこんなにもいろいろなものに出会えるとは!名前を知っていても詳しくは知らないことが多く、澤井さんのお話を聞いてそうだったのかーと感心することばかり。本当に充実した時間を過ごすこができました。



岡本太郎の“記念撮影”
カメラにアピールしてるよう。。




建築家としか知らなかったけど、
版画や家具などでもコルビジェは有名だったようです。
せっかくなので、その日は中之島公園やバラ園のあたりも歩いてきました。
学生のカップルやビジネスマン、「トイレどこですか?」とわたしに聞いてきた韓国人の青年、自転車でやってきて本を読む人・・・。バラ園のベンチにはいろんな人たちがそれぞれくつろいでいました。

平日の昼間、世間があくせく働いている時間にデジカメを片手に歩いていると学生時代にもどったようで、日常とは違った時間の流れを感じることができました。

仕事や毎日の生活でせいいっぱいになっていたなぁと近頃の自分少し反省したり。。アート・遊でのお話しを思い出して、このままでは40代50代になったときに素敵な大人にはなれないなと。

自分の部屋に水色のパスモアの版画が飾られている光景を思い浮かべてみました。
そして、
「生活の中にを本当に気に入ったアートやモノをちりばめて、気持ちに余裕のある日常を過ごす!」

そんなことを目標にしようと思った一日でしたー

 


この看板のコピーに引き寄せられアート・遊を訪れたのでした。
 
フライヤーやパンプが色とりどりの入り口。
 
中之島を闊歩するネコ。
 

アクセス

Gallery Art U / アート・遊


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tel: 06 6201 0221 fax: 066201 0255
url: http://www.mmjp.or.jp/art-u/

 
 中之島のまん中を歩く  

 

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