残暑の疲れが吹き飛ぶスタミナ料理「三代目江戸流鰻料理 志津可本家」

いよいよ食欲の秋到来!今回の「気になるお店」では、残暑の疲れが吹き飛ぶスタミナ料理のお店をご紹介いたします。
志津可 外観志津可 店内
「志津可」は辯護士(べんごし)会館のすぐ近くにある3代続く鰻屋さん。鰻屋さんらしからぬ艶っぽい店名は、創業者であり、芸子さんをしていらしたお祖母さまの妓名が由来となっています。

香ばしい匂いに引き寄せられるようにお店の中に入ると、カウンター、お座敷、テーブル席とかなり広めの空間が。奥に進むと、鬱蒼とした緑の向こうに堂島川の水面と東洋陶磁美術館が見えます。壁にかかったたくさんの古い掛け時計や、年代もののミシンなど、オーナーのコレクションが、ほっと安らげる雰囲気を醸し出しています。

やがて運ばれてきた、ぴかぴかのうな重。志津可で使われている鰻は霧島山麓の天然水で育てられた宮崎県産のもの。一匹約140~150グラムの身のよく引き締まった小ぶりの鰻は、大きい鰻に比べ、小骨が小さく、風味が繊細なのだそう。
これらの鰻は江戸流で調理されています。関西式との大きな違いといえば、腹でなく背から捌(さば)くこと。そして白焼きした後「蒸す」行程が入ることです。蒸して余分な脂を落とし、皮や骨まで軟らかくなった鰻は、お祖母さまの代から、つぎ足しつぎ足し受け継がれてきた貴重なタレで、焼きあげられます。

志津可 鰻
ふっくらとした身を口に運ぶと、体の内側からじわじわと滋養が染み入ってくる気がします。いい塩梅の味付けで焼き上げられた上品な味わいは、お腹がいっぱいになっても、まだまだ入りそう(最高4匹食べた方がおられるのだとか…)。

ほっこりと癒される空間でいただく、絶品鰻。ぜひ一度ご賞味ください。

・うな重(上) 2,100円
・うな重(中) 1,700円
・うな重(並) 1,500円
・レディースセット 2,000円
・コース料理 3,300円~
・お持ち帰り 上折 2,150円
・単品 鰻の燻製サラダ 800円
                     (※消費税込。※メニュー・価格は2013年9月現在のものです)

店名
志津可( しづか )

住所
大阪府大阪市北区西天満1-13-7

TEL
06-6364-9129

大阪府大阪市北区西天満1-13-7