2016年4月4日

立ち食い寿司の流儀

関西初進出という立ち食い寿司「魚がし日本一」が3月末、中之島フェスティバルタワーの地下1階に開店しました。夕方、のぞくとすでに満席。仕事帰りのサラリーマンに交ざってOLの姿もちらほら。外で中年男性1人が待っており、その後に友人と並ぶこと約5分。待っていた中年男性と一緒に店内へ。のれんをくぐると、「いらっしゃい」。威勢のいい掛け声が飛び交う。定員15人のカウンターのみ。ガラスの陳列ケースには名前入りの寿司ネタがずらりと並び、中では板前さん3~4人が寿司を一つひとつ握っていました。ロボットでシャリをにぎってネタを載せ、回転するカウンターで運んでくるんじゃない。本格的な寿司なんだ。

江戸前寿司が売りだそうで、それなら、関西ではあまりなじみのないネタを注文してみました。「煮ハマグリ」「コハダ」。握られた寿司は小ぶりで、一口で食べられる。ほんのり温かいシャリが、生のネタの味を引き立てくれ、けっこういけるじゃない。値段は2貫で150円から。しかも、この日は2割引き。次々に注文、ヒラメ、マグロ、アナゴ、しめサバ…。一緒に入った中年男性の方は2~3注文し、約5分もたたないうちに「お会計して」。思わず友人と顔を見合わせて「早や!!」。これって、立ち食い寿司の粋な食べ方なの?

一方、こちらは気が付くと約40分も居座り、最後は葉わさびの手巻きの激辛さに挑戦して締めくくりました。相も変わらず、無粋なおじさんたちでした。

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