野菜が主役のレストラン「農家厨房」~農家出身のシェフが旬野菜の創作料理を提供するチャイニーズ・ビストロ~

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近年、健康志向が高まり、女性のみならず男性からも熱い注目が集まる野菜。そんな期待に応えるごとく、野菜が主役のショップが中之島でも人気を集めています。そこで今回は野菜にとことんこだわるレストラン・ショップをご紹介します。

「畑次第ですね。質の高い野菜があれば使うし、なければ使いません」と話すのは「農家厨房」のオーナーシェフ大仲一也さん。大阪・堺市の農家に生まれ、自家製の米や野菜を食べて育ってきた彼は、店をオープンするにあたり、実家と近隣農家から食材を取り寄せて料理を作ることにしました。リーズナブルな価格で料理を提供できるし、なにより新鮮だからです。

 

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旬野菜の料理といえば、私たちはまず和食を思い浮かべてしまいますが、大仲さんが選んだのは中華料理でした。独立前、ホテルの中華レストランで腕をふるっていたからです。とはいえ「農家厨房」のメニューは、いわゆる中華料理のイメージを心地よく裏切るものばかり。店を訪れた人は、洗練された店内に驚き、カラフルな一皿に頬を緩ませます。これからの季節のおすすめは、トマトのあえそば。トマトの旬は夏だと思っていませんか? 冬のトマトは自分の身を守ろうと周囲をかたくすることから糖度が上がり、ジューシーで歯ごたえのあるおいしさが味わえるのです。そしてもうひとつのおすすめは、野菜のセイロ蒸し。栄養満点の季節の野菜がワンコインでいただけます。

「農家厨房」では、まるでジャズの即興演奏のごとく自由自在にメニューが変化します。近隣農家が珍しいジャガイモを譲ってくれた。それなら、あの料理に使おうか。それはまさに一期一会。野菜の旬に忠実であること。おいしく、楽しく食べられること。そんなシンプルだけど大切なことを「農家厨房」の料理は教えてくれます。

  

※・・・メニュー・価格は、2011年11月現在のものです。
店名
農家厨房(のうかちゅうぼう)
住所
大阪府大阪市西区江戸堀1-1-9 2F
TEL
06-4803-7803
大阪府大阪市西区江戸堀1-1-9