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中之島に大原美術館がやってきた!
2026.01.14 Wed
2026年となり、はや半月。そろそろ、日常の生活にも慣れてきたころでしょうか。
今回は中之島香雪美術館で開催中の「大原美術館所蔵 名画への旅―虎次郎の夢」を紹介したいと思います。
題名の通り、大原美術館(岡山県倉敷市)のほか、高梁市成羽美術館(同県高梁市)などが所蔵する絵画や彫刻などが展示されている特別展です。
大原美術館は1930年開館で、今では国内屈指の美術館として親しまれています。その始まりは、同館の創設者、大原孫三郎の友人で画家の児島虎次郎がヨーロッパなどで買い付けてきた作品です。今回の特別展でも、虎次郎の作品の他、エル・グレコ、モネ、ゴーギャン、ミレー、ピカソと言った錚々たる作家の作品が並びます。

特別展では大原美術館を想像させる門が迎えてくれる
展示方法も凝っていて、館内に入るとまず、大原美術館を想像させる門が迎えてくれます。アルベルト・ジャコメッティの彫刻「ヴェニスの女Ⅰ」は、中之島香雪美術館常設の茶室に置かれている、と言った具合。しかも、大原美術館では正面を向いて設置されている彫刻が、今回は横向きで設置され、普段とは違う雰囲気で鑑賞出来ます。
中でも見ものは、エル・グレコ(1541~1614年)の「受胎告知」です。大原美術館所蔵の作品の中でも出色の一点ですが、昨年、修復作業を終えたばかりで、修復後、大原美術館以外で展示されるのは今回が初めてです。

エル・グレコの「受胎告知」
冬休み中だった1月5日には、こども限定(5~18才対象)で、大原美術館のスタッフが展示作品を特別に解説してくれる「おしゃべり みゅーじあむ」が開かれました。このイベントでは、ジクソーパズルのような作品の1ピースが、展示されている作品のどの部分かを当てるクイズがあったり、展示作品を「自分の家のどこに飾ってみたいか」と尋ねられたりと、絵画に造詣が深くなくてもたっぷり楽しめる内容で、保護者を含めた参加者も大満足の様子でした。

ポール・ゴーギャンの「かぐわしき大地」
この後も、三浦篤・大原美術館館長の記念講演会(2月15日)や、児島魂太郎・高梁市成羽美術館理事長の記念講演会(2月22日)のほか、こども無料DAY(3月14~29日)などの特別イベントが目白押しです。
この特別展は3月29日までですので、ぜひ、足を運んでみて下さい。
ちなみに、「本家」の大原美術館は改修工事のため、2月9日から4月24日まで長期休館とのこと。この期間、大原美術館の素晴らしい作品を見るなら中之島香雪美術館へ。

茶室に置かれたアルベルト・ジャコメッティの「ヴェニスの女Ⅰ」は、普段(大原美術館)とは違い横向きで設置されている
