【中之島散策~中之島人をたずねて】1年に1週間だけオープンする「ご来光カフェ」。
中之島で、日の出を拝む最高の贅沢をどうぞ。

昨年の「ご来光カフェ」の様子。淹れたてのコーヒーを片手に、静かに昇る太陽を見る。早朝だけど、ファンも多い。(※)
昨年の「ご来光カフェ」の様子。淹れたてのコーヒーを片手に、静かに昇る太陽を見る。早朝だけど、ファンも多い。(※)

 

【中之島散策~中之島人をたずねて】
ご来光カフェ実行委員会副委員長の西田桂子さん。カフェがオープン中は、店を取り仕切るマネージャーを務めています。
ご来光カフェ実行委員会副委員長の西田桂子さん。カフェがオープン中は、店を取り仕切るマネージャーを務めています。
 
「ご来光カフェ」をご存知でしょうか?
中之島では一年の間で2週間ほど、朝日がちょうど生駒山から昇るところが観れます。
 
その時期に合わせて、朝の5時30分から8時30分までの3時間だけの期間限定カフェ、それが「ご来光カフェ」。
今年もいよいよ、そのオープンが近づいてきました。
マネージャーを務める西田桂子さんに、お話しをうかがってきました。
●2019年は10月1日(火)から8日(火)までの1週間(雨天時休み)

 

「大阪の観光地というと、戎橋や道頓堀が有名ですね。でも中之島って別の魅力を持っています、それを訴えたかったんです」(西田さん)、
その想いから始まった「ご来光カフェ」。
今年でなんと14年目を迎えるそうです。今ではこの時期の定番イベントになっています。
ちなみに、ドリンクは1杯400円(運営協力金含む)。軽食もあります。
 

対岸の大阪市役所方面から見た淀屋橋港。期間中はここがカフェとなる。
対岸の大阪市役所方面から見た淀屋橋港。期間中はここがカフェとなる。
カフェとなるのは、大阪水上バスの淀屋橋港桟橋。地下鉄・京阪淀屋橋駅「14A」出口の奥。
カフェとなるのは、大阪水上バスの淀屋橋港桟橋。地下鉄・京阪淀屋橋駅「14A」出口の奥。
「ご来光カフェ」なら、こんな感動のシーンに出会える!
では実際に、どんな光景が楽しめるのか? 西田さんにお借りした昨年のカフェの写真をご覧いただきましょう。

 

生駒山の上に顔を出した太陽。「ご来光」と呼ばれるだけに、なにか神聖な儀式のようにも思えます。 (※)
生駒山の上に顔を出した太陽。「ご来光」と呼ばれるだけに、なにか神聖な儀式のようにも思えます。 (※)
夜明け前の光景。東の空が、明るくなっています。西田さんたちは準備のため、朝5時前にはカフェに入り準備をします。 (※)
夜明け前の光景。東の空が、明るくなっています。西田さんたちは準備のため、朝5時前にはカフェに入り準備をします。 (※)
別の日の「ご来光」の様子。この日は、生駒山のほぼ中央から日が昇り、秋の雲を美しく照らしています。 (※)
別の日の「ご来光」の様子。この日は、生駒山のほぼ中央から日が昇り、秋の雲を美しく照らしています。 (※)
別の日の「ご来光」の様子。この日は、生駒山のほぼ中央から日が昇り、秋の雲を美しく照らしています。 (※)
朝日が昇ったら、大きな歓声があがります。日常生活ではなかなか見ることができない、とっても感動的なシーンです。背景に見える建物は、大阪市庁舎 (※)
一番多い時で、200名ものお客さまが押し寄せた時も
桟橋やデッキに、多い時で200人ほどのお客さまが来たときもあるとか。「出社する前の会社員とか、近くのホテルの宿泊者がフロントで聞いて来るケースもあります。休日は、家族連れも多いですよ」と、お客さまもさまざま。
「毎日来てくださる常連さまもいらっしゃるんですよ。ありがたいですね」
西田さんは、そんなさまざまなお客さまと、1年に数日だけの“絶景”を共有できる楽しさを、心から楽しんでおられるようでした。
この桟橋に、テーブルや椅子を並べてカフェに変身!ちょうど画面奥の生駒山から昇る朝日が見られます。この桟橋に、テーブルや椅子を並べてカフェに変身!
ちょうど画面奥の生駒山から昇る朝日が見られます。
水上バスのチケット売り場から桟橋に続くデッキ。カウンターも設置されており、スタンディングで飲食を楽しむ人も。水上バスのチケット売り場から桟橋に続くデッキ。カウンターも設置されており、スタンディングで飲食を楽しむ人も。
水上バスの運行に支障がないよう、カフェ営業はあくまでアクアライナーが動いていない早朝だけ。水上バスの運行に支障がないよう、カフェ営業はあくまで
アクアライナーが動いていない早朝だけ。

 

●スタッフの確保が、現実的な悩み

このような素晴らしい光景と出会える「ご来光カフェ」ですが、悩みがないわけではありません。一番の課題は、スタッフの確保。
朝5時30分からオープンするには、遅くとも5時前には来なければなりません。
「なかなか手伝ってくださる人がいないんですよ~。まだ地下鉄の始発が動く前です。私は自転車で通ってます!」と、ボランティアで運営していくことの難しさも感じておられるようです。でも、そんな課題を乗り越えて、これからもこの素晴らしいカフェを続けていただきたいですね。
「もちろん、続けますよ! 大阪水上バスさんが許可していただける限り!(笑)」
中之島とご来光を満喫できるカフェは、まだまだ続くようです。みなさん、ご安心を!

 

身振り手振りを交えながら、中之島や「ご来光カフェ」の魅力を語る西田さん。西田さんご自身が、昇る太陽のように明るい方でした。
身振り手振りを交えながら、中之島や「ご来光カフェ」の魅力を語る西田さん。
西田さんご自身が、昇る太陽のように明るい方でした。

 

※印の画像は西田桂子さんのご提供
ご来光カフェ
住所
大阪府大阪市中央区北浜3丁目1-20
営業時間
 2019年10月1日(火)~10月8日(火)
5:30~8:30(雨天時休み)
・中止の場合はAM4時半までに下記サイトでお知らせします。
メニュー
コーヒー・紅茶:400円(運営協力金200円含む) 軽食もあり
アクセス
○大阪メトロ/京阪本線淀屋橋駅下車すぐ
○大阪水上バズ淀屋橋港