気軽に立ち寄れる心地よい空間を目指したい。
北浜「喫茶 MOUNT kitahama」


大阪市中央公会堂を望むテラスに置かれた、コーヒーとオシャレな「あげパン」。
そんな写真で一躍、SNSで有名になったのが北浜の「喫茶 MOUNT kitahama」。
オープンから3年、毎日、多くのお客さまでにぎわうこのお店の秘密を、店長であり運営会社代表取締役の山本七絵さんにお聞きしました。

全面ガラスの大きなフロントビュー。中の様子がわかりやすく、気軽に足を踏み入れたくなります。★

カウンターに並べられたメニューから選んで、先に購入する仕組み。どれも美味しそうです。★

「どう空間を活かすか」から生まれた喫茶店、それが「喫茶 MOUNT kitahama」

       喫茶 MOUNT kitahamaを始めようと思ったきっかけをお教えください。

山本店長

「そもそもは、喫茶店を始めようと思って始めたわけではありません。
実は以前、カンボジアで不動産開発の仕事をしていました。
帰国してから当時の仲間と会社を作り、日本でも不動産開発のような仕事をしようと思っていました。
そのころ考えていたのは、『運営から始まる開発をする』ということで、物件を何かにするだけではなく、
その後どうして運営していくのかまでを踏まえた提案をしたいと思い、どこかにいい物件がないかと探していました。
そうしているうちに、『大阪の北浜に、いい物件がある』と聞いて、見に来たら落ち着いたいい感じのスペースだったので決めました。
実は私自身、それまでまったく大阪に土地勘がなかったのに(笑)」

       その空間で、最終的に喫茶店をしようと思われた理由は?

「もともとこのビルのオーナーが、1階と地階で喫茶店をされていました。その雰囲気がとてもよかったのです。
それで、『これをこのまま活かせばいいのでは』と思いました。
天井は、川面の光が反射してゆらぐ様子が美しかったので、当時のものをそのままに、
入口は全面ガラスですが、こちらも変わっていません。開放感があって、とてもいいですよね。
地階もそのまま。それとこの椅子も・・・。そして、当時のお店のスタッフも、一緒に働いてもらっています。
古くてもいいものはたくさんあります。それをどう、今の時代にマッチさせていくかを考えました」

以前あった喫茶店。現在の店舗写真と比べても、あまり大きく変わっていないのがわかります。★

地階は、ほぼ、当時のまま使用。らせん階段の手すりなどを見れば、どこかレトロで懐しい雰囲気が。

「カフェ」よりも「喫茶店」と呼ばれたい。

       北浜はカフェ激戦区と呼ばれていますが、不安はなかったでしょうか?

「私も含め会社を始めた仲間はみんな大阪以外の出身で、いわゆる『他所者(よそもの)』だったことが却ってよかったのかもしれません。
後で知人から、『よく北浜で、カフェを出す気になったなぁ』といわれましたが(笑)。
固定観念を持たず、『他所者』だからこそ怯むことなくお店を出せたのではないかと思います。
『空間づくり』が本業だった私たちは、これまで営まれていた喫茶が持つ空間の心地よさを、そのまま活かすようにしました。
コーヒーの価格も控えめにすることで、気軽に毎日通えて、ずっと居たくなるような店にしました。
だから『カフェ』ではなく、あくまで『喫茶店』でありたいと思っています。
そうすると、おのずと他のお店との差別化もできるのではないでしょうか」

       メニューでは「あげパン」が有名ですが、どのように生まれたのでしょうか?

「どんなメニューを出そうかと考えていた時に、納入していただいている京都のパン屋さんが、『あげパンなんていいのでは?』とご提案くださいました。
『あげパンは昔、給食で食べて懐かしいなぁ』と思い、古くてもいいものを残すという店の想いにも合っているので、いろいろ試行錯誤して今の形にできあがりました。
するとお客さまが興味をもってくださり、SNSにたくさんアップして話題になりました。
そんな声にお応えしたくなり、急いで店のSNSを作成し『いいね』させていただきました。
そういうわけで『あげパン』を人気メニューに育ててくださったのは、お客さまだと思っています」

SNSで一躍有名になった、「あげパン」。基本は懐かしい食べ物ですが、チョコなど新しいアイデアをプラスして、現代の味に。

「あげパン」は、テイクアウトOK。その際、美味しく食べる
調理法を書いたチラシを同封している。こういう心づかいが、とてもうれしい。

これも人気の高い、ブレッドプディング。チョコバナナ、ラスベリーチョコ、アップルの3種類あって、ジャムは自家製です。

テラスを持つ店が連携し、中之島の魅力を発信。

       カフェ激戦区の北浜にオープンして約3年、手ごたえはいかがでしょうか?

「縁があってたどり着いたのが、中之島、北浜。来てみたら、すごくいいところでした。
激戦区っていうことは人が集まるので、いいことだと思います。でも決して競合関係じゃないんです。
今、『北浜水辺協議会』に入っていて、北浜で川べりにテラスのあるお店で『北浜テラス』というのを、アピールしたりイベントしたり、みんなで盛り上げようとしています。
つまり競合相手ではなく、共に中之島や北浜を盛り上げていく同士ですね。みんなで中之島、北浜を盛り上げて行けたらと思っています」

解放感ある店。川に向かってテラスのあるお店ならではの眺め。いつまでも座っていたくなる場所です★

「北浜テラス」の一員でもある喫茶 MOUNT kitahama。ここのテラスから見える大阪市中央公会堂の風景は、最高!

       喫茶 MOUNT kitahamaを、これからどんなお店にしていきたいですか?

「もう少し、空間を提供するようなことをしていきたいですね。
今でも貸し切りをしていまして、立食なら100名さまぐらいまでのイベントは可能です。
この前は、カメラマンさんの研修会みたいなのを行っていただきました。
それと昨年のG20の時は、アメリカのテレビ局がここのテラスから中継していました。
そんな感じで喫茶店としてだけでなく、楽しい空間をご提供していきたいですね」

かわいくて温かみのある木製の立て看板
。この看板を見て、ふらりと入ってこられるお客様も多いそうです。★

<取材レポ>

実際に山本店長からお話をお聞きするまでは、古いお店を徹底的にリノベーションして、現代的なショップにリニューアルしたものだとばかり思っていました。
しかし、いろんな部分で、以前の店のものを使用していると聞き、びっくり。
古いものと現代的なものをうまく融合させ、それが新しい中にどこか懐かしい、落ち着いた雰囲気を作っている秘密だと感じました。
仕事以外で、これからも通いたくなるお店でした。

(写真★は、喫茶 MOUNT kitahamaさまご提供)

(2020年3月)

喫茶 MOUNT kitahama
住所 〒541-0041 大阪府大阪市中央区北浜2-1-17 北浜ビジネス会館1F
電話 06-6227-8024
営業時間 月~金10:00~18:00(L.O17:30)
土11:00~18:30(L.O17:30)
日11:00~17:30(L.O17:00)
定休日 無休
アクセス ○大阪メトロ堺筋線・京阪本線 北浜駅下車 徒歩約5分
○大阪メトロ御堂筋線・京阪本線 淀屋橋駅下車 徒歩約5分
ホームページ https://www.mountkitahama.com/

北浜の人気店が、国立国際美術館近くに新たに出店。
『ノースショア中之島店』

北浜の「ノースショア」といえば、かつてこの「中之島スタイル」でもご紹介したこともある話題のお店。
代名詞ともいえるサンドイッチやパンケーキを目当てに、今でも多くのお客さまで賑わっている人気店です。
 

→前回の記事はこちら

 

そんな人気のノースショアが、筑前橋の北詰、国立国際美術館や大阪市立科学館のすぐ近所に、
新しいお店「ノースショア中之島店」を出店したと聞いたので、さっそく行ってきました!

 

■ 新しいお店のコンセプトは「美と健康」

 

お店に入ると、すぐに階段が。
2階に上がった瞬間思わず「わ~、ひろ~い、きれい!」と言ってしまうほど素敵な空間が広がっていました!
白い壁に木のぬくもりを感じるテーブルや椅子。グリーンもあちこちにあり、とっても気持ちいい。これは、、、癒される~!

オシャレな雰囲気に導かれて2階へ。まるで美術館みたい。オシャレな雰囲気に導かれて2階へ。まるで美術館みたい。
奥行きがあって、広く開放的な空間。ゆったりとした時間が流れて行きます。奥行きがあって、広く開放的な空間。ゆったりとした時間が流れて行きます。

「今日はよろしくお願いします!」と言いながら、にこやかに登場されたのは、ノースショア中之島店店長の高木由樹さんと酒井シェフ。
さっそくお話をお聞きしましょう。

「健康的で美容にも良いメニューをご提供していきたい」と話す高木店長。「健康的で美容にも良いメニューをご提供していきたい」と話す高木店長。
オープンキッチンで料理を作る酒井シェフ(右)。酒井シェフは、某老舗フルーツパーラーで果物のカットを学んだ「フルーツクチュリエ」でもある。オープンキッチンで料理を作る酒井シェフ(右)。酒井シェフは、某老舗フルーツパーラーで果物のカットを学んだ「フルーツクチュリエ」でもある。

– 中之島店のメニューは、北浜本店と同じものを出されているのでしょうか?
 

高木店長
「もちろん、ここはノースショアの支店ですので、本店で評判のサンドイッチなどもお出しています。ただディナーにも力を入れておりまして、
『もっとたくましく、もっと健康的に』をコンセプトに掲げて、お肉料理にも力をいれています」

ノースショアおなじみ、サンドイッチ。人気
はチキン、ツナ、シュリンプなど。ボリュームはあるけど、野菜たっぷりなので、案外ペロリといけちゃうとか。ノースショアおなじみ、サンドイッチ。人気はチキン、ツナ、シュリンプなど。
ボリュームはあるけど、野菜たっぷりなので、案外ペロリといけちゃうとか。
メニューには、同店のコンセプトである「Powerful & Healthy」の文字が。メニューには、同店のコンセプトである「Powerful & Healthy」の文字が。
 

-調理や盛り付けにもこだわりが感じられますね。
 
高木店長
 
「お肉はTボーンステーキ、ラムチョップ、豚肩ロースなど種類は豊富に揃えています。
野菜は旬のものを中心に少し珍しいもの(ビーツや加賀きゅうり)なども食べられますよ。
盛り付けにもこだわって【美しく豪華に食べやすく】をモットーにしていて、お出しすると皆さん『おお~!』と言って歓声があがるんです。」

ガッツリ行きたい時に最適、柔らかくジュー
シーなお肉は食べやすくカットされていて、女性にも大人気!ガッツリ行きたい時に最適、柔らかくジューシーなお肉は食べやすくカットされていて、女性にも大人気!
お肉はもちろんですが、野菜にも注目。大きく
カットされた野菜は食べごたえ抜群!コーンのヒゲも食べられるそうです。ビックリ!お肉はもちろんですが、野菜にも注目。大きくカットされた野菜は食べごたえ抜群!コーンのヒゲも食べられるそうです。ビックリ!
 
 

酒井シェフ
 
「野菜は、一度油通ししてからオーブンでじっくり焼いています。
そうすると、すごく甘みと旨みが出るんです。
味付けはできるだけシンプルにして、
野菜本来が持っている美味しさを味わっていただきたいですね」

フルーツクチュリエである酒井シェフならではの一品、桃を丸ごと1個使った夏のデザート。「映える」こと間違いなし。フルーツクチュリエである酒井シェフならではの一品、桃を丸ごと1個使った夏のデザート。「映える」こと間違いなし。
新メニューの打ち合わせに余念のない(?)、高木店長と酒井シェフ。今度はどんなメニューで楽しませていただけるかな?新メニューの打ち合わせに余念のない(?)、高木店長と酒井シェフ。今度はどんなメニューで楽しませていただけるかな?

– フォトジェニックな店内の小物も気になりました。
 
 
高木店長
「ありがたい事にたくさんのお客さまが料理や店内の写真を撮って、それぞれのSNSにアップしてくださいます。
お客さまの写真が「映える」ように店内にも映えるスポットを何箇所か用意していますので、ご来店の際には是非探してください」